ホームページを作る時、大事なことってなんでしょう?
色々ありますが、ホームページを使う人が戸惑わない構造やデザインが大事なんだなと改めて思う話を聞きました。
街中を見回して「ダサい」「もっとおしゃれに作れないの?」というものの1つ、政治家や政党のポスター。
ある方がそういう声を聞いて、評判のデザイナーにかっこいいポスターを作ってもらったそうです。既存のポスターとは違う垢抜けたものだったそう。
けれど、そのポスターはすぐに剥がされてそれっきりになり、従来から馴染みあるタイプのポスターに貼り替えられていったとのこと。
浸透している馴染みの形ってあるんですよね。
特に政治関係のポスターは何十年という単位で改善を重ねながら磨かれてきた形があるのではないかと思います。
ポスターよりはるかに歴史が浅いホームページですが、それでも「馴染みの形」というものは出来ていて、やはり馴染みの形は強いです。ユーザーにとってもサイトオーナーにとっても使いやすいからです。全く新しい形に変えたサイトが、程なくオーソドックスな形に戻すという例は少なくありません。
- 運営のしやすさ
- 情報の発信のしやすさ・見つけやすさ
- ユーザーの使い勝手
スマートフォンが普及してネットがより身近に生活に溶け込んだ今、こういった「使いやすさ」は特に大切。
「いや、自分はそれでも独自の形のものを作りたい!」と思われる方もいらっしゃるかと思います。新しい形にチャレンジする場合は、
- ユーザーに馴染んでもらうまでには時間がかかる可能性が大きいこと
- 自分が運営する場合にも面倒な点が出てくる可能性があること
- そのため、世間に浸透している形のサイトよりもリニューアルの時期が早まる可能性があること
こういう課題も含みやすくなるということを念頭に入れていただくのが良いと思います。