「嫌われる勇気」という本がベストセラーになりましたね。
「嫌われる勇気」を持つことはホームページ集客においてもとても有効な心持ちなんじゃないかと思います。
集客の場面に特定すれば「売れなくても構わない覚悟」と言い換えることができるでしょうか。
「別に売れなくてもいいや」と開き直ると自分が本当にしたいこと、伝えたいこと、良いと思っていることが見えてきます。
「売れなければ」と思っていた時には自分の目にも見えていなかった「正直さ」が輪郭を表してくるんですね。
自分に正直でいることができるわけです。
「売りたい」と思っているあなたから、何かを「買いたい」と思っているあなたの目線に変わってみましょう。
どんな人から買いたいでしょうか?
その人が「本当に良いと思っているもの」を押し付けることなく、でも的確に提案してくれる人ではないでしょうか?
私の場合も「別に依頼してくれなくてもいいや」と思っている方がストレスなく「あなたにとってはこういうホームページが良いですよ。この機能はいらないけど、これは必要ですよ」と明快に答えることができるので、制作に進んでからもお客様も安心して任せてくださることが多いです。
集客を考える時、どうしてもお客様がどう感じるか、ウケるかウケないか(好いてもらえるか否か)ということを考えてしまうので、本当は「赤!」と言いたいところを「キツく感じるかもしれないからピンクと言おう(相手に合わせてしまう)」とか、「赤だと平凡だと思われるから紫と言おう(自分を大きく見せようとしてしまう)」とか、微妙な嘘が入ってしまうことがあります。
微妙な嘘が入っていると、集客へのアクセルも踏みにくくなるんですよね。よく言うアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状況に陥ります。
集客のことを考えてしたつもりの工夫が集客できなくしているというような。
これは特に起業してから何年か経って、さて新しい段階に進もうかーーという時に起きやすいように思います。
起業したての時は案外「これをしたい」「これはしたくない」と意思がハッキリしていて迷いなく進みやすいんですが、新しい段階に進もう、その為にサービス内容や宣伝、ホームページを見直そうという時に、それまでの経験や情報、出来ることが増えたことからかえって迷いが起きやすい方が多いようです。
集客や新しい局面に進みたいけど煮詰まっている・・・という場合、「別に売れなくてもいいや」と一度開き直ってみるのも手です。
まずはあなたの本当の本音を掴みましょう。
そうすれば、今までストレスに感じていたことに取り組みやすくなったりして集客への道も開けてくると思います。