起業塾のようなところでお話を聞かれて「ランディングページを作りたい」というご相談を受けることがよくあります。「ホームページまではいらないんですが、ランディングページだけで、、」と。
そこそこ大きな企業、また、個人事業やフリーランスでも既にホームページやSNSである程度の認知を獲得している場合はランディングページの効果は出やすいのですが、知名度もまだない、SNSのフォロワーもまだこれからという場合、ランディングページだけで集客効果を上げるというのは簡単ではありません。
まず1番に考えないといけないのは「どうやってそのランディングページを見てもらうのか?」という点です。WEB集客において、この課題が最重要事項です。
知名度がある場合、企業名やサービス名、あなたの名前で検索してもらえる場合はGoogle等の検索エンジンでもランディングページはすぐに出てきます。
またSNSのフォロワーが多数ある場合もランディングページをシェアすればすぐに見てもらえます。
ですが、名前で検索してもらえるほどの知名度はない、SNSのフォロワー数も十分でない場合、そのページ自体がお客様を集める役目も果たさないといけません。要は検索エンジンで順位を上げなければいけないということです。
たとえば私の場合は「ホームページ制作 大阪 個人」といったような「サービス名 地域 属性」などで検索したときに上位に表示されるようにすることが大事なわけです。
検索エンジンで見つけてもらうには大きく2つの方法があります。
王道は検索対策(SEO)です。
もう1つはネット広告です。
ネット広告ーー広告費を払って上位に表示してもらう方法です。即効性がありますが人気キーワードほど広告費は高額になります。例えば1回クリックしてもらう為に数百円、数千円という金額がかかります。その1クリックもお客様とは限りません。ライバル会社の偵察の可能性も多々あります。
スタートアップ時、効果を急ぎたい時に使用するのは効果的ですが、長期間広告費を払い続けるのは避けたいところですよね。
広告費をかけずに順位を上げたい場合に行う対策がSEOと言われるものです。
価値があると検索エンジンに認められることで上位表示されます。価値の判断基準は公開されておらずブラックボックス状態ですので、これをすれば確実に順位が上がると断定できるものはないのですが、公式なものからSEOコンサル会社などの実施結果などある程度の情報は公開されているので、そういう情報も取り入れながらページを育てていくことが大切です。
ページを育てると書きましたが、検索順位を上げるにはある程度のページ数が重要になっています。ランディングページ1ページだけではなかなか見つけてもらえないんですね。
なのでランディングページをお考えの方も、ランディングページ1ページだけではなくそこに色んなページをくっつけてサイト全体として膨らませていく方が良いんです。
具体的な方法としては、ランディングページにブログを組み込ませて一体化しておくと、1ページだけのランディングページに奥行きが出てどんどん充実していきます。
ランディングページなんだけど、更新をしていくことでホームページとして幹のしっかりしたものになっていきます。
ランディングページ制作をお考えの方は、自分のビジネスの立ち位置、どう展開していきたいかをしっかり考えて賢くいきましょう。